大学入学共通テストとは? 〜一次試験・センター試験との違いは?〜

Uncategorized

この記事ではまず、1.大学入学共通テストの概要をご紹介します。

次に、2.一次試験・センター試験との違いについてお教えします。

そして最後に、3.志望大学別の大学共通テスト得点目標の目安をご紹介します。

大学受験の基本とも言える「共通テスト」についてしっかりと理解した上で、大学受験に挑みましょう!

大学入学共通テストとは?

まず、皆さん!
大学入学共通テストはご存知でしょうか!?

なんとなく聞いたことはあるけど、具体的に何に必要かわかっていないという方もいるのではないでしょうか?

しかし、大学入学共通テストは大学受験をする上では必須に近いテストです!

そこで、ここでは大学入学共通テストの概要についてご紹介します!

大学入学共通テストとは何なのかをしっかりと理解した上で、自分に必要かどうかを吟味しましょう!

大学入学共通テストの概要

概要
大学入学共通テストとは、作成元の大学入試センターによると、
「大学に入学を志願する者の高等学校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定することを主たる目的とするものであり、各大学が、それぞれの判断と創意工夫に基づき適切に用いることにより、大学教育を受けるにふさわしい能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定することに資するもの」
と定義されています。

簡単にわかりやすく言うと、大学入学共通テストは
「大学を受ける上で各大学が利用している全国共通のテスト」

ということになります。
※大学入学共通テストは略して「共テ」と表されることもあります。

日程
大学入学共通テストは例年1月中旬に年1回行われるテストです。
ただし、コロナ禍など社会的理由によって受験日は変更される場合もあるので、受験する年の開催日程は把握するようにしておきましょう!

どこで受験するのか?
試験場は、全国の国公立大学と私立大学が中心で、一部の公私立高校も会場となります。
大学入試センターによると、2021年度は、全国681試験場で実施されます。
近くの受験会場が想定よりも遠いことも想定されるので試験会場は事前に調べておきましょう!

どこから申し込むのか?(申込方法)
大学入学共通テストの申込方法は現役生か既卒生(浪人生など)によって異なります。

現役生は学校経由で申し込む場合が多いようです。
学校経由とは言え、出願期日を間違えないよう早めに準備しましょう!

既卒生(浪人生など)は個人で申し込むことが多いでしょう。
個人の申し込みはこちら(大学入試センター)を参考に申し込み準備を行いましょう!

費用(受験料)
受験費用は、受ける教科数によって大きく異なります。
2教科以下の場合は12,000円3教科以上の場合は18,000円に現在はなっています。
また、追加で成績通知を申込む場合は+800円かかります。
※個人的には基本的に成績通知も申し込むのが良いと思います。

科目数
受けられる科目は、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語の6教科、計30科目です。
この中から最大8〜9科目を受験することが可能となっています。
大学入学共通テストを利用しての受験をする大学・学部に必要な科目に何があるのか事前に確認しておきましょう!

国公立大学を受験する場合は、5教科7科目、
私立大学の大学入学共通テスト利用入試の場合は、1〜3教科、1〜6科目が基本です!
※どの科目を受験するべきかは別記事で執筆予定です!

出題方式
大学入学共通テストの解答方式は「マーク式」(回答選択式)です。

「一次試験・センター試験とは? 〜大学入学共通テストとの違いは?〜」でも説明しますが、大学入学共通テストの前身であるセンター試験も解答方式は「マーク式」でした。
ただし、大学入学共通テストは思考力・判断力・表現力を一層重視したものとなっている点が大きく異なります。
そのため、知識や解法のみで解ける問題は減少しています。

大学入学共通テストは何に使うのか?(用途)

一次試験(国公立大学)
国公立大学では、一般受験の一次試験として大学入学共通テストが利用されます

そもそも、国公立大学の一般受験は一次試験+二次試験という2部構成になっています。
その一次試験として大学入学共通テストが利用され、二次試験では大学側が個別に作成した試験を受けることになるのです。
一次試験と二次試験の合計点(重み付けあり)で最終的な合格が決まります。

また、国公立大学における大学入学共通テストは足切りの役割も果たしています
ある程度の実力がある人に来てもらいたいという大学の希望と、
全ての人のテストの採点をするのが難しいと言う物理的理由があるのだと思われます。

大学入学共通テスト利用入試(私立大学)
私立大学では、名前の通り「大学入学共通テスト利用入試」の受験に大学入学共通テストが利用されます

その中でも、利用方法は2パターンあります。
1つ目は、「単独型」で大学入学共通テストのみで合格かどうかを判断する方法です。
2つ目は、「併用型」で大学入学共通テストでの得点に加えて、個別試験を実施し合格を判断します。

大学・学部によって試験方法は大きく異なることもありますので、自分の志望大学の受験方法もよく確認しましょう!

センター試験・私立大学一般選抜入試とは? 〜大学入学共通テストとの違いは?〜

ここまでは、大学入学共通テストの概要について説明してきました!

大学入学共通テストに似たものとして、センター試験や私立大学における一般選抜入試といったものもあり混同してしまう方もいると思います。

そこで、最後にセンター試験・私立大学一般選抜入試について説明し、大学入学共通テストとの違いについても触れておこうと思います
※具体的なセンター試験と共通テストの違いと対策方法については別記事を執筆予定です!

センター試験・私立大学一般選抜入試と大学入学共通テストの違いについてはここではっきりとさせ、今後「?」とならないようにしておきましょう!

センター試験とは?(大学入学共通テストとの違いは?)

まず、センター試験とは大学入試センターが作成していた、大学受験者を対象に全国一斉に行う学力試験:「大学入学者選抜大学入試センター試験」を指します。(1990年1月〜2020年1月)
そして、センター試験は、共通テストの前身にあたるテストになります。

センター試験の基本的な役割は共通テストと変わりません
共通テストと同じように国公立大学の一次試験や私立大学の受験の一部に利用されてきました。
また、当時考えられていた記述式問題は導入されませんでした。

大きな変更点としては、大学入学共通テストは思考力・判断力・表現力を一層重視したものとなっている点が挙げられます。
そのため、センター試験よりも知識や解法のみで解ける問題は減少しています。

私立大学一般選抜入試とは?(大学入学共通テストとの違いは?)

私立大学一般選抜入試とは、私立大学におけるいわゆる入試の得点が合格基準となる受験方法です。

毎年各大学が独自の入試をを作成したり、大学共通入試を利用した入試方法などが含まれます。
最も一般的な入試方法は大学側指定の3教科で受験する、3教科型入試となっています。

大学により名前や種類が多数存在するため、各大学の受験方法を確認後、実際の出題内容や傾向について別途調べる必要があります。

まとめ

この記事では、大学入学共通テストがどういったものなのかについてを書いてきました。
大学入学共通テストの概要について理解した上で、自分の志望大学・学部受験に必要か確認してみてください!!

また、別記事では「志望大学別 大学入学共通テスト 目標得点(率)目安」を執筆予定です。
ぜひ、ブックマークなどしておいてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
こちらのサイトではいつでも質問・ご相談を受け付けています。
この記事のことや別記事のこと、受験全般に関することやその他のことまで基本的に何でも受け付けております。
ぜひ気軽にお問い合わせ欄から質問してください!
※なお、質問への返答は遅くなる場合もございます。(基本は1日以内)

タイトルとURLをコピーしました