【ダイサポ式】”志望大学に受かる”ための古文の勉強法|大事なのは単語?文法?【共通テスト〜二次試験対策まで】

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この記事では、志望大学に合格するために必要な古文の勉強内容についてご紹介します。

古文は、新しく学習する新言語に近いのにもかかわらず、英語などとは違う対策をしてしまう、大学受験においてうまく対策されていない科目と言えます。

志望大学に合格するために「何」を「どれくらい」勉強するべきなのかについてここでしっかりと理解しましょう!

単語の学習

単語の学習は古文の基本になります!
知識としては、難関大学レベル合格で頻出単語集1冊の知識が目安になります

なぜ「単語の学習」なのか?

「単語の学習」をする理由は2つです。

・「単語の学習」をしないと文章が全く読めないから
単語自体を問題で問われることも多いから!

古文は日本語で書いてあるものの、「新しく学ぶ言語」と言いきってよいほど我々の知っている現代語とは異なる部分が多いです。
単語は我々の使う単語に意味が近いものもあれば、真逆の意味や全く想像もつかない意味を持つこともあります。
そのため知っている日本語としてではなく、新しい言語として割り切って、単語帳などを用いて学習していく必要があります!

 

基礎レベルの単語学習(2.5〜5時間)

まずは頻出単語帳の中から出現度合いの高い累計50~100単語を覚えることから始めましょう!

英語と一緒で「新しい言語」を学ぶ上で、単語を知らないと何も始まりません。
まずは目安として1単語3分をめどに50~100単語を覚えることから始めましょう。
※「完全に」知っている単語があればスキップすることで時間短縮しても良いです!

ここで大事なことは、出現度合いの高い単語から学習することです!
古文の単語集は出現度合いの高い単語からまとめてくれているものが多く、
その出やすさの順に学ぶことで今後効率よく古文全体の学習を進めることが可能になります。
基本的には単語帳の前から順番に読み進めるのが良いでしょう。

 

共通テスト合格レベルの単語学習(+〜5時間)

次に頻出単語帳の中から出現度合いが比較的高めな累計100~200単語を覚えましょう!

基礎レベルの単語学習と同じように、目安として1単語3分をめどに累計100~200単語を覚えましょう!

ここで大事なことは、随時復習をすることです!
一度覚えた単語でも人間誰しも忘れてしまうものが出てきます。
完全に自信のある単語を除き、復習も並行して行うことで抜け漏れが圧倒的に減ります。
また、完全に覚えたと思っている単語についても他に役に立つ情報の抜けがないか(言葉の成り立ちなど)を確認しておくのがよいでしょう。

 

難関大学合格レベルの単語学習(+〜7.5時間)

最後に、頻出単語帳の中から出現度合いが比較的い累計200以上の単語を覚えましょう

基礎・共通テスト合格レベルの単語学習と同じように、目安として1単語3分をめどに累計200以上の単語を覚えましょう!

ここで大事なことは、完璧を求めすぎないことです!
古文単語は学ぼうと思えば、際限なく新しい単語が出てきます。
ただし、1番の目標は大学に合格することなので、古文を今後生業としたい場合を除き、限度を決め、一冊の単語帳を完璧に覚えることに努めるのが良いでしょう。
目安は~350単語になります。
現在ではそれ以上の語彙力を求められることは少なく、出題されたとしても合格者でさえも解答できる可能性は低く合格にさほど影響しないため、他の勉強に時間を使うのが良いでしょう!

 

 

文法の学習

文法の学習も古文の基本にあたる部分になります!
知識としては、難関大学レベル合格で文法学習ノート(参考書)1冊の知識が目安になります

なぜ「文法の学習」なのか?

「文法の学習」をする理由は2つです。

・「文法の学習」をしないと文章を理解できない可能性が高いから!
文法自体問題で問われることも多いから!

単語の学習でも書きましたが、古文は日本語で書いてあるものの、「新しく学ぶ言語」と言いきってよいほど我々の知っている現代語とは異なる部分が多いです。
文法上も我々の使う文法に近いものもあれば、想像がつきづらいものもあります。
そのため知っている日本語としてではなく、新しい言語として割り切って、文法学習ノートなどを用いて学習していく必要があります!

 

基礎レベルの文法学習(+8時間)

まずは、文法学習ノート(参考書)を1冊通して学習しましょう!

英語と一緒で「新しい言語」を学ぶ上で、文法を知らないと文章を理解できない可能性が高いです。
目安として参考書の見開き1ページを20分めどに1冊約8時間で通しの学習をすることから始めましょう!

ここで大事なことは、できるだけ内容を覚えておくことです!
通しでの学習では、目的を見失い、ただ参考書をやり通すことが目的となってしまう方も多く見られます。
古文における文法は、暗記に近い学習スタイルにはなってしまいますが、覚えることが目的であることを忘れないようにしましょう。
例えば、暗記に近い学習では忘れづらい覚え方(語呂合わせなど)を見つけながら取り組むのが良いでしょう!

 

共通テスト合格レベル以上の単語学習(+8〜16時間)

次に、文法学習ノート(参考書)を1冊マスターしましょう!

基礎レベルの学習の後は1冊の内容をマスターするよう復習を行いましょう。
目安は基礎レベルと同様に、参考書の見開き1ページを20分めどに1冊約8時間で完全に覚える、です。
※文法の学習は共通テストレベルも難関大学レベルも求められるレベルはほとんど変わりません

ここで大事なことは、完璧を求めることです!
単語の学習と違い、覚えるべき内容は比較的少なく、範囲も限られているため、文・文章の根幹にあたる参考書1冊程度の内容はいつでも自由に出せるようにする必要があります。
同じ学習参考書では問題を覚えてしまっている可能性もあるので、1冊別の参考書を挟みつつ1冊の参考書を徹底的に覚えるのが1番効果的な学習と言えるでしょう。

 

 

問題集による演習

問題集の演習は古文の応用部分になります!
各レベルで問題集を最低でも1冊こなすことが目安になります。

なぜ「問題集による演習」なのか?

「問題集による演習」をする理由は3つです。

「問題集による演習」をすることでインプットの活用方法を学べるから!
「問題集による演習」をすることで実際の問題形式を体験できるから!
「問題集による演習」をすることで単語・文法の学習度合いを確かめられるから!

どの科目でも同じことが言えますが、学習には『インプット』と『アウトプット』があります。
まず『インプット』がなければ『アウトプット』はできません。
しかし、『インプット』ができれば完璧に近い『アウトプット』(合格できるほどの解答)ができるようになるかというとそういうわけでもありません。
これは、完璧に近い『アウトプット』(合格できるほどの解答)は『インプット』の活用をすることが必ず求められるからです。
問題集による演習は一番手身近に、多くの量の活用を学べる唯一の手段と言えます!

 

基礎レベルの問題演習(+8時間)

まずは、基本レベルの問題集を1冊学習しましょう!

まず、古文における知識の活用方法(問題の解き方)の基本と問題形式を理解しましょう。
目安として薄い問題集(計30~50ページ)の見開き1ページを20分めどに1冊約8時間で学習することから始めましょう!

ここで大事なことは、問題形式に慣れることです!
科目によって、学んだこと(『インプット』)がどのように問われるのか(活用方法)は異なります。
比較的簡単な問題を通じて問題形式や出題方法に慣れるようにしておきましょう!

 

共通テストレベルの問題演習(+6.5〜13時間)

次に、標準レベルの問題集を1冊学習しましょう!

基礎レベルの学習の後は、標準レベルの問題集を1冊学習しましょう。
目安として大問1問を30分~60分をめどに1冊約6.5時間〜13時間で学習しましょう!
例えば共通テスト向け問題集がおすすめです。

ここで大事なことは、解答の理由を完璧に言えるようにすることです!
現代の受験勉強において合格できる人とできない人の大きな差はここにある、と言っても過言ではありません。
問題を解いてあっていたかどうかは、本番でもないので、大事ではありません。
大事なのはまず「インプットが足りていたか?」を把握し、そして「その活用方法を理解できているか」に尽きます。
解答の理由を完璧に言えるようにすることで、足りないインプットを把握でき、同様の問題が出た時の解き方(インプットの活用方法)がわかると言えます。
地道で大変ですが、これ以上に合格するために楽な方法はないと言えるでしょう。

 

難関大学レベルの問題演習(+10〜30時間)

最後に、志望大学レベルの問題集を1冊学習しましょう!

基礎・共通テスト合格レベルの問題演習の後は、志望大学レベルの問題集を1冊学習しましょう。
目安として大問1問を30分~90分をめどに1冊約10時間〜30時間で学習しましょう!
あれば、志望大学の過去問をやるのが望ましいでしょう。

ここで大事なことは、抜け漏れがないか確認することです!
確認することは以下の二つです。
・インプットの抜け漏れ
・活用方法の抜け漏れ

活用方法については知らないものは学んでおくに越したことはないでしょう。
一方インプットについては、そのレベルのインプットが合格するのに必要かを見極めながら進めるのが良いと思います。(一部の問題は誰も解けないようなレベルであり、そこに労力を割いても合格に大きく影響しないことがあります)

 

 

模試の受験

模試の受験は古文の実践部分になります!
半年に1回以上必要なレベルの模試を受験することが目安になります。

なぜ「模試の受験」なのか?

「模試の受験」をする理由は2つです。

「模試の受験」をすることで最も本番に近い形で問題を解くことができるから
「模試の受験」をすることで自分の現在のレベルを知ることができるから

どの科目でも言えることですが、「本番に近い形で学習・演習すること」や「自分の現在のレベルを把握すること」は受験勉強において非常に重要な経験・情報になります。
想像通りのこともあれば、想像を大きく外れる結果が出てくることも多々あります。
そのため最も本番に近い状態での問題演習、自分の実力を把握できる模試を受験することが大切です!

共通テストレベルは「マーク式」を、難関大学レベルは「記述式」の模試を受けてみましょう!

以下の記事では2023年のおすすめ模試を紹介していますので半年に1回以上を目安に受験するのが良いでしょう。
2023年の大学受験模試日程は?種類・特徴・難易度を解説!|2023年おすすめ模試一覧表

 

 

まとめ

古文の勉強法は英語などの言語の学習方法と似ている部分が多くあります。
現代語に似ているからと侮らず、本記事を参考に古文の勉強もしっかり進めましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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