この記事では、まず1.やってはいけない勉強法2つをご紹介します。
次に2.数学の点数を上げる3ステップをご紹介します。
そして最後に3.数学のオススメ勉強法4選をお教えします。
少し長い記事になっていますので、目次の気になるところから読んだり、通学時間などを活用して読んでみてください!
今までの経験上、絶対に役に立ちますので・・・。
数学のやってはいけない勉強法2選
まず、皆さん!
数学の点数が伸びず、悩んでいないでしょうか!?
数学の点数が伸びない理由は人それぞれ様々ですが、基本的には勉強法がわからずに苦労しているケースが多く見られます。
ここではたいせい自身の2度の大学受験や多くの生徒の指導を通してやっても効果がない・やらないほうが良いと考えている数学の勉強方法とその理由についてご紹介します!
【勉強法シリーズ】は勉強が得意な人・得意でない人さまざまな方の話を聞き、さらに自分の中でもかなり考え込まれたものなので2つに当てはまる方は勉強方法を考え直したほうがいいかも・・・。
1.覚えていない・わからないところを残して先に進む
たいせいがやっても効果がない・やらないほうが良いと考える数学の1つ目の勉強方法は・・・
「覚えていない・わからないところを残して先に進む」
です。
これは本当に多くの方がやってしまっていることです!
皆さんや周りを想像すると心当たりがある方いるのではないでしょうか。
ここは厳しめにはっきり言います・・・
数学において、わからないまま先に進んでも点数は上がりません!
これはかなりの自信があります。
理由については、数学の点数を上げる3(+1)ステップの「<大事!>数学で点数が取れない原因・理由」を読めばわかると思います。
↑こちらの詳細をご覧いただいた上で皆さんにも考えていただきたいのですが、結論を言うと数学は前に出た知識などを前提に進んでいく科目なのでわからないまま進むとわからないことが積み重なっていくだけということです。
皆さんは足し算を勉強せずに掛け算の理解ができたでしょうか?
数学では前の知識なしに次に進むことは難しく、結果的に点数アップにはつながらないのです!
2.公式をただ暗記する
続いて、たいせいがやっても効果がない・やらないほうが良いと考える数学の2つ目の勉強方法は・・・
「公式をただ暗記する」
です。
これもまた多くの人が実践していることの多い勉強法です。
ですが、1つ目と同じようにやはりこちらの勉強法も効果的ではなく、最悪の場合全く効果がありません!
こちらの理由についても、やってはいけない勉強法1の「覚えていない・わからないところを残して先に進む」で紹介した、数学の点数を上げる3(+1)ステップの「<大事!>数学で点数が取れない原因・理由」を読めばわかると思います。
同様に↑こちらの詳細をご覧いただいた上で皆さんにも考えていただきたいのですが、結論を言うと公式をただ暗記するのは大学入試における数学という科目が存在する意味である「考える力(論理的思考能力)」に反しているからです。
公式の暗記量は一見数学力アップにつながりそうですが、実際はどうなのでしょうか?
数学において公式を覚えることは必須です。
しかし、公式だけを覚えることは数学力が上がっていることに直結しません!
例えば、数学の三角関数の分野には以下の公式があります。
「Sin2θ+Cos2θ=1」
この公式について受験生に、より求められる力は次のうちどちらだと思いますか?
①Sin2θ+Cos2θ=□ □に当てはまるのは何か?
②Sin2θ+Cos2θ=1になることを証明せよ。
実は、受験生はこの①と②は両方答えられる力が必要ですが、より求められているのは②を答える力です。(この問題は適切な勉強をしているかを見抜くのにとても有効で、②を答えられない方も多くいます)
ここでわかることは、公式をただ暗記することは必須で、もっと大事なことは社会でも通用する「なぜそうなるのか?」という「考える力(論理的思考能力)」を身につけることです。
公式は使うためのツールであって覚えること自体が目的ではない!
ということを覚えておいてください。
ちなみに②の答えが気になる方は、自分で考えた上で教科書を見てみてください。
答えが載っているはずです。
もしくは、お問い合わせから気軽に連絡していただいても構いません!
数学の点数を上げる2(+1)ステップ
さて、皆さん、数学の点数が上がらないのはなぜでしょう?
「センスがないから!」「公式を覚えていないから」「やることが多すぎるから」・・・
様々な声が聞こえてきそうですが、たいせいが考えるに数学の点数が上がらない1番の理由は今出たどれにも当てはまりません!
ここまでは数学のやってはいけない勉強法を2つご紹介してきましたが、ここではまず大学受験において数学で点数が取れない原因を明らかにし、次に点数を上げるための2(+1)ステップをご紹介します!
<大事!>数学で点数が取れない原因・理由
ここでの結論を先に書きます!
数学で点数が取れない原因・理由は・・・
数学で点数が取れるようになるための勉強をしていないからです!
これは当たり前といえば当たり前かもしれません。
ただ皆さんが意外と気づいていないかもしれないことは、数学に限ってことではないですが、勉強法についてしっかりと教わったことがないということです!
学校では科目の概要について習い、塾などでは問題の解き方を教えてもらうことがほとんどです。
しかし、1番大切であると言っても過言ではない「考え方(論理的思考能力)」を教えてもらえる場所は少ないのです。
実は、勉強法というのは「考え方(論理的思考能力)」が分かれば必然とわかるものなのです。
皆さんはここに関しては安心していただきたいです。
なぜなら、これからたいせいが丁寧に解説していきますので!笑
では続いて、お待たせいたしました!
本題に入ります。
実際に受験、特に大学受験ではどうすれば数学の点数が上がるのかを3つ+1つ(応用編)のステップで説明していきたいと思います。
点数を上げるステップ1.最初から順番にわからないことを0にしていく
数学の点数を上げるための1つ目のステップは「最初から順番にわからないことを0にしていく」です。
「最初ってどこから?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
これは皆さんがわからないところが全くないところになります。
1つでもわからないことがある場合はそこから学習を始めましょう!
先ほど書いた通り数学は知識を積み上げていく科目のなので、前の分野で分からないことがあると先に進んでもよりわからなくなるだけなのです。
場合によっては大学受験に向けて勉強をしていても中学生レベルまで戻らなければならないこともあるかもしれません。
その場合は躊躇せずに中学生レベルの勉強から始めましょう!
周りに何と言われようが、周りは周りで自分は自分のやるべきことをやれば良いのです。
かくいうたいせいも浪人期に科目は違いますが、英文法の勉強が全くわからず中学校レベルの参考書を本屋で買い必死に勉強していたのです。汗
今までの話では、数学の点数を上げるためには「最初から順番にわからないことを0にしていく」ことが必須だということがわかりました。
点数を上げるステップ2.理解したことを覚えているかの確認をする
数学の点数を上げるための2つ目のステップは「理解したことを覚えているかの確認をする」です。
点数を上げるステップ1で最初から順番にわからないことが0になっている状態です。
では、1回理解すればその分野はそれでOKなのでしょうか?
結論を言ってしまうと、
内容を1回理解しただけでは数学の点数を上げることは難しいでしょう。
理由は以下の2つが挙げられます。
①1回理解(インプット)しただけでは忘れてしまう
②理解したことを問題形式で答えられないことがある
人間は誰しも全てのことを暗記できるわけではありません。
いうまでもなく、1回で全てを覚えられるわけでもないのです!
(ここで注意してほしいのは、かといって全てを1回で覚えようとする気持ちは忘れてはいけないということです。)
また、理解したと思ったことは問題形式では自分の想定していない角度から出題されることもあります。
その場合は理解の確認をすることで、より抜けのない知識・理解へと進化していくことになるのです。
以上から、数学の点数を上げるためには、最初から順番にわからないことを0にしたあと
理解したことを覚えているかの確認をすることが必要なのです!
応用編:点数を上げるステップ3.知識を応用・複合することができる
数学の点数を上げるための3つ目のステップは「知識を応用・複合することができる」です。
ここは難易度が高めのMARCH以上のレベルを志望する方などは必須で見るべきパートとなっております。
ここまでであなたは最初から順番にわからないことを0にし、理解したことを覚えているか確認することでより抜けのない知識を獲得しているはずです。
これで数学の基礎は完璧に理解できるようになったといえますが、より難易度の高い大学を受ける場合には知識を応用・複合する力も必要になってきます。
知識を応用する力というのは知識の抽象化がメインになります。
わかりやすくいうと、「ある分野での公式ではこの考え方を学んだけど、その考え方を他の分野にも当てはめられるな」などがあります。
知識を複合する力というのは知識の組み合わせがメインになります。
例えば三角関数と3次関数の融合などです。
こういったスキルは理解だけで得られるものではなく実践的な学習(アウトプット)を通して得られるものになります!
数学のオススメ勉強法 4選
点数を上げるステップについてお話ししてきましたので、続いて実際に何をどのように勉強するのが有効的なのかについてお話ししたいと思います。
4つ全てを実践することで確実に点数はアップしていくでしょう。
実践あるのみです!
数学のオススメ勉強法1. 分野ごとの勉強
まず、1番に必要な数学の勉強は「分野ごとの勉強」です。
これは点数を上げるための1つ目のステップ「最初から順番にわからないことを0にしていく」と2つ目のステップ「理解したことを覚えているかの確認をする」の実践です。
数学を分野ごとにきちんと理解するには、数学の勉強の基本を体系的に勉強するのが1番です!
公式やその公式が成り立つ理由などについてわかりやすく書いてあるものを勉強しましょう。
具体的には教科書を用いての勉強をオススメします。
教科書の勉強方法は・・・
①まず、分野や区切りごとに教科書を読み進める!
(注:この時に1部を読み飛ばすことはやめた方が良いと思われます。
数学では一見書かなくてもよさそうな一言一句が実はとても大切であることが非常多いです!)
②公式が成り立つ理由を自分で手を動かして考える。
③区切りや章末に存在する問題を何も見ずにチャレンジしてみる!
④区切りや分野を完全に理解できるようになるまで①〜③を繰り返す。
(注:できるだけ少ない回数の往復で覚えるようにすること!理想は1回で覚える!)
です。
これで「分野ごとの勉強」はオッケーです。
ここで大事なことは、大変だけど諦めないで手を動かして完璧を追求することです!
おすすめの参考書は以下の通りです。(執筆予定)
数学のオススメ勉強法2. 基礎レベルの問題の勉強
次に必要な数学の勉強は「基礎レベルの問題の勉強」です。
これは点数を上げるための2つ目のステップ「理解したことを覚えているかの確認をする」の実践です。
教科書で学習した知識はさらに多くの問題を通して理解を深めることが必要です!
理解を深められる問題は多くありますが、1つ1つクリアしていくことで知っていることが増えるので負担は減っていきます!頑張りましょう!
具体的には基礎レベルの参考書を用いての勉強をオススメします。
(数学の参考書は特に答えが問題から分離しているものや別でまとまっているものが良いと思います;答えをすぐに見ないようにしましょう!)
(参考書の最も効果的な勉強法については別途執筆予定)
基礎レベルの問題の勉強方法は・・・
①教科書での区切りや分野が理解でき次第、同じ部分に当たる参考書の問題を全部解く。
②答え合わせをして間違えた問題についてはもう一度解答を見ず、”自力で”考え直してみる!
③どうしてもわからない場合は教科書からヒントを得て解き直してみる。
④それでもわからない場合は答えを見て、何がわかっていなかったのか・間違っていたのかを理解する!
⑤分野の区切りや期間を設定して答えられなかった・間違えた問題を解き直す。
です。
これで「基礎レベルの問題の勉強」はオッケーです。
ここで大事なのは、問題演習を通して自分が教科書だけで理解できなかったことを理解することです!
おすすめの参考書は以下の通りです。(執筆予定)
数学のオススメ勉強法3. 実践問題(共通テストレベル)の勉強
3つ目に必要な勉強は「実践問題(共通テストレベル)の勉強」です。
これは点数を上げるための2つ目のステップ「理解したことを覚えているかの確認をする」と3つ目のステップ「知識を応用・複合することができる」の実践です。
覚えたことの確認をしながら、知識の応用・複合の練習をするには実践的な問題(共通テストレベル)が最適です!
最初は少し難しい問題もあるかもしれませんが積極的にチャレンジしていきましょう!
具体的には共通テストや標準レベルの問題集を用いての勉強をオススメします。
共通テストは分野ごとに分かれていないので最初は標準レベルの問題集をおすすめします。
共通テストや標準レベル問題集の勉強方法は・・・
①知識を活用して問題を解いてみる。
②答え合わせをして間違えた問題についてはもう一度解答を見ず、”自力で”考え直してみる!
③どうしてもわからない場合は教科書からヒントを得て解き直してみる。
④それでもわからない場合は答えを見て、何がわかっていなかったのか・間違っていたのかを理解する!
⑤分野の区切りや期間を設定して答えられなかった・間違えた問題を解き直す。
です。
これで「実践問題(共通テストレベル)の勉強」はオッケーです。
ここで大事なのは、初めて見るような形式の問題の解き方を吸収し使えるようにするということです!
おすすめの参考書は以下の通りです。(執筆予定)
数学のオススメ勉強法4. 実践問題(志望大学レベル)の勉強
最後に必要な勉強は「実践問題(志望大学レベル)の勉強」です。
これは点数を上げるためのこれは点数を上げるための3つ目のステップ「知識を応用・複合することができる」(応用編)の実践です。
志望大学の数学で点数を取るためには志望大学の問題を実際に解いてみることが大切です!
数学には大学ごとのクセ(出題傾向)があるものです。
そのクセを事前に知っておくことで、より志望大学に特化した学習ができているといえるでしょう。
具体的には大学別の過去問を用いての勉強をオススメします。
大学ごとクセを見極めていきましょう!
過去問の勉強方法は・・・
①知識をフル活用して問題を解いてみる。
②答え合わせをして間違えた問題についてはもう一度解答を見ず、”自力で”考え直してみる!
③どうしてもわからない場合は教科書などからヒントを得て解き直してみる。
④それでもわからない場合は答えを見て、何がわかっていなかったのか・間違っていたのかを理解する!
⑤分野の区切りや期間を設定して答えられなかった・間違えた問題を解き直す。
⑥【応用】志望大学が求めている思考のクセを出題傾向から見極める
です。
これで「実践問題集(志望大学レベル)の勉強」はオッケーです。
ここで大事なのは、自分の目指す得点に合わせて最悪の場合、難しすぎる問題については妥協するということです!
(衝撃の事実として、実際に難関大学ともなると10問中1問が合格者の数学の平均正答率であることもあるのです!)
おすすめの参考書は以下の通りです。(執筆予定)
まとめ
この記事では、数学のやってはいけない勉強法2つ・点数を上げるための3ステップ・オススメ勉強法4選を書いてきました。
ぜひ4つの勉強法を実践して点数アップを体験してみてください!!