大学に合格できなかった時の選択肢 1.浪人する 2.専門学校・短期大学に進学する 3.就職する 4.フリーターになる 5.留学・ワーキングホリデー等にいく 6.何もしないことを選ぶ(いわゆるニート)
大学に合格できなかった時の選択肢は以上のように7つほどあると考えます。
そのなかでもこの記事では浪人するときの選択肢、予備校 or 宅浪 を徹底比較していきたいと思います。
この記事では、まず1.予備校のメリット・デメリットをご紹介します。
ここではオススメの予備校についての比較もしていきたいと思います。
そして2.宅浪のメリット・デメリットについてをご紹介します。
宅浪時に効果的な勉強をするための学習方法も紹介しています。
この記事を見ているあなたは浪人するかどうかを悩んでいる方だと思います。
どのような理由であれ、浪人を決めるのは難しいことです。
この記事を参考に、是非皆さんが浪人するべきかどうかを決める一助になったら幸いです。
※筆者は浪人を経験しているため役に立つことも多いと思います。(詳しくはプロフィールをチェックしてみてください)
予備校に行くべきか?(予備校のメリット・デメリット)
浪人といえば、1番よく聞くのが「予備校に通う」ことです!
ですが、予備校ってどんな場所なのか、浪人期には何をするのかといったことはなかなか情報が入ってくることがないかもしれません。
そこで、ここではまず予備校についてを説明し、予備校のメリットとデメリットについてご紹介します!
最後では、オススメの予備校の比較も行いたいと思いますので、是非予備校選択の参考にしてみてください。
そもそも予備校とは?
予備校と聞くと、皆さんはどういった場所をイメージするでしょうか?
大学合格を目指すための勉強をする学校とイメージする方が多いと思われます。
実際イメージは合っていて、最近では大学院や専門学校、各種の難関試験、高校受験、中学受験のための準備をするところもあります。
「塾・進学塾とはどう違うのだろう?」と思われた方もいらっしゃると思います。
実は、予備校は国の許可をもらった「学校」なのです!
つまり、進学塾は「習いごと」、予備校は「学校」というふうに捉えることができます。
もちろん学校なので、学割が使えたりすることも予備校の特徴といえます。
予備校のメリット
ここでは予備校に通うメリットを5つ紹介します。
予備校を選ぶ大きな理由はこの中にありますので、是非じっくり読んでください。
1.実践的な入試対策ができる
先ほど書いた通り、予備校は大学受験合格に重点を置いているため、志望大学・学部の入試傾向を踏まえた実践的な入試対策をできるのが大きなメリットの一つといえます。
また、予備校といえば、その実践的な入試対策を可能にする一流講師陣による授業が大きな魅力となっています。
予備校の講師陣は全員が日本トップの「教えるプロ」と言っても過言ではありません。
生徒を授業に惹きつけるトークスキル、分かりやすい説明、最新の入試傾向を押さえた講義内容など、プロならではの魅力があるのです。
2.大学の入試情報が豊富で手に入りやすい
情報検索システムで行きたい大学について調べられる、模試のスケジュールがわかるなど、受験に関する情報を得やすいのが予備校のメリットです。
近年では独自の受験システムを実施する大学も増えていますが、大学の入試情報が豊富にある予備校なら、詳しい情報を入手することができます。
こういった学校の進路指導では得られない全国各地の大学の最新情報があるのは、予備校ならではのメリットと言えます。
3.勉強に集中できる環境
「自宅やカフェなどは騒がしくて勉強がしづらい」という方や「モチベーションが下がってだらけてしましそう」という方は予備校に大きなメリットがあります。
予備校では受験勉強や情報収集の他にやることがないような環境が整っています。
また、予備校によっては自習室が用意されていることもあり非常に有用です!
積極的に活用したいです。
そして、同じ目標を持つ友人とも出会えます。
同じ志を持つ人が多くいる環境であればモチベーションは維持できるどころか、上がることが期待できます!
さらには、疑問点や悩みを友人や講師に相談して即座に解決することもできます。
わからないことを後回しにせずに即座に解決することで学力UPを測れるため、模試などでショックを受けることも少ないでしょう。
4.勉強のスケジュールが実質的に管理されている
予備校では基本的に1年で合格するためのカリキュラムが組まれていて、そのカリキュラムに沿って学習を進めていく形なります。
そのため、1年後には合格する力がつくように、基礎から応用にかけて綿密なカリキュラムが組まれているのです。
カリキュラムに沿うことは、高校の時間割に沿うような感じのため、難しくないです。
そのため、「自宅では他のことに気が取られてしまう」という方や「自分では時間管理が難しい」と感じる方の場合、勉強時間がしっかり確保できる予備校に通うのが良いかもしれません。
また、朝起きて予備校に行き、勉強をして夜に帰宅することで必然的に生活リズムも整います。
毎日授業があるので、モチベーションに関係なく、勉強をサボることなく続けられることもメリットになるのです。
浪人時に社会人で必要な生活リズムを手に入れましょう!
5.相談できる先生やチューターがいる
予備校には大学受験のプロである先生や、チューター(担任のようなもの)などがいて、授業でわからなかったところの質問や添削のお願い、進路の相談までできます。
以上が予備校に通うことのメリットになります!
今思い返すと、予備校での浪人を経験した筆者にとっての1番のメリットは「勉強に集中できる環境」だったと思います。
自分に甘くなりそうだと感じている方は予備校に通うのが良いかもしれません。
予備校のデメリット
今まで、予備校のメリットについて書いてきましたが、ここでは予備校に通うデメリットを3つ紹介します。
予備校での浪人を考える場合、デメリットについても知っておかなければなりませんので、是非じっくり読んでください。
1.費用が高い
予備校に通うには安くないお金がかかります。
浪人生だと少なくとも70万くらい、そして高いと120万ほどかかることが想定されます。
進学塾などと比べても、予備校にかかる費用は高くなりがちです。
また、模試や短期講習費、その他生活費なども加味すると、実際にかかる費用はさらに増えます。
想定以上に費用がかさむこともあるので、詳細は事前に各予備校で確認してみましょう。
2.進路指導がない
予備校では授業をしてくれる講師が進路指導や相談を受けることは、基本的に行っていません。
予備校に通うときには志望校に適応したカリキュラムを自分で作る必要があるため、進路決めは事前に行っておく必要があります。
3.自分の進度に合った勉強ができない
予備校では毎日朝から夕方までの授業に加えて、予習や宿題に多くの時間が取られます。
そのため、自分の進度に合わせた勉強がしにくいことがデメリットとして挙げられます
自分の得意分野については必要性が低い内容を学習しなければならなくなる一方で、自分の弱点を重点的に補強していきたい人は焦りを感じるかもしれません。
ちなみに、講義の最中は基本的に質問することもできないので、本当の意味での学習は生徒自身の日々の予習復習に委ねられる部分が大きいのもデメリットと言えます。
以上が予備校に通うことのデメリットになります!
予備校での浪人を経験した筆者にとっての1番のデメリットは「自分の進度に合った勉強ができない」ことでした。
良くも悪くも予備校ではカリキュラムが存在するため、自分の勉強したい内容が学びたいときに学べないことが筆者は多々ありました。
予備校のオススメ
ここではオススメの予備校を3つ間単に紹介します。(五十音順)
それぞれの予備校の特徴を理解した上で、自分に合った予備校選びをすれば、浪人生活が報われる可能性がより上がるでしょう。
なお、詳細については変更点があるかもしれないので実際にサイトを見てみてください。
見るだけならタダですからね!
1.河合塾
「テキスト・模試の河合」と言われるように、テキストや模試の質が高いのが特徴として挙げられます。
選りすぐりの講師陣が入試を解いて作成したオリジナルテキストはとても心強いツールになるでしょう。
また、私立の文系に強く、毎年早慶や上智、MARCHの合格者数が他の予備校に比べて多いことも特筆すべき特徴です。
2.駿台予備校
数年間連続で東京大学・京都大学の合格者数1位をとっており、生徒のレベルが高いことで有名です。
言い換えると、周りのレベルが高く、自分の勉強のモチベーションを高く保つことができるともいえるでしょう。
また、医学部や国公立理系に強く、毎年多数の医学部合格者を輩出していることは特筆すべき点です。
3.東進ハイスクール
ビデオ・オン・デマンドを見て学習するのが一番の特徴と言えます。
各講座は12段階のレベルに分かれていて、自分に合ったレベルでの受講ができます。
各授業の最後に行われる確認テストに合格しなくては次の授業に進めないので、授業で学んだことをすぐに確認できるのが良いシステムです。
どんどん自分で進めていかなければならないのも1つの特徴です。
そのため、生徒の受験勉強に対する高いモチベーションの維持が必要になってきます。
予備校比較 まとめ | 河合塾 | 駿台予備校 | 東進ハイスクール |
---|---|---|---|
校舎数 | 490以上 | 30校以上 | 90校以上 (東進衛星予備校 を含めると 約1100校以上) |
費用 | 70〜120万円 | 80〜120万円 | 80〜120万円 |
特徴 | ・テキストや模試の質が高い ・私立の文系に強い | ・生徒のレベルが高い ・医学部や国公立理系に強い | ・ビデオオンデマンド ・林修先生 |
宅浪するべきか?(宅浪のメリット・デメリット)
さて、浪人時の選択肢は予備校に通うことだけではありません。
その他の浪人期の過ごし方として、宅浪が挙げられます。
ここではまず宅浪についてを説明し、宅浪のメリットとデメリットについてご紹介します!
宅浪とは?
宅浪とは、「自宅浪人」の略で、予備校などには在籍せず自宅で受験勉強を続けている浪人生のことを指します。
自宅で受験勉強を行うため、現在基本的には独学で学習を行うことが多いです。
宅浪のメリット
ここでは宅浪するメリットを3つ紹介します。
宅浪することの大きな理由はこの中にありますので、是非じっくり読んでください。
1.自分のペースで勉強できる
宅浪であれば自分のペースで自分のやりたいことを、やりたいときに、やりやすいように勉強できます。
自分がするべき勉強が理解できていれば、自宅で重点的に勉強するのも選択肢となるでしょう。
また、予備校では授業の関係などで自由に休憩が取れませんが、宅浪ならいつでも好きなときに休めるため、すっきりとした頭で勉強に取り掛かれます。
2.予備校と比べて費用がほとんどかからない
1年間の宅浪にかかる費用は20万円〜30万円ほどだそうです。
お金がかかるものは年数回の模試と参考書代で基本的に済むので、予備校よりも圧倒的に費用がかかりません。
3.うまくいけば自己管理が得意になる
時間を自分の好きに使えるということは裏を返せば、自分で時間管理をしなければならないことを表しています。
そのため、宅浪でしっかり学習・合格できる人には、必然的に社会に出てから役に立つ自己管理能力が備わるのです。
以上が宅浪することのメリットになります!
筆者にとって宅浪の1番のメリットは「予備校と比べて費用がほとんどかからない」ことだと思います。
どうしても大学に行きたいけど、お金に余裕がない場合は、宅浪が良い選択肢となるでしょう。
宅浪のデメリット
今まで、宅浪のメリットについて書いてきましたが、ここでは宅浪することのデメリットを3つ紹介します。
宅浪することを考える場合ももちろんデメリットについても知っておかなければなりませんので、是非じっくり読んでください。
1.生活リズムが乱れ、だらけてしまう可能性がある
全ての時間を自由に使える宅浪では、生活リズムの乱れを招きがちになります。
自分で自由に時間を使えることはネガティブに働くこともあるのです。
また、勉強をしないことに対して注意してくれる人も基本的にいません。
2.わからない問題や困ったときに相談できず、解決しづらい
相談できる先生やチューターがいない宅浪ではわからない問題の解決や進路相談をしづらいため、悩みを解決できず、効率的に学習できなくなることが考えられます。
話し相手もなく、一人で勉強をするため、メンタルが相当強くなくてはならないのも事実としてあります。
3.情報不足になりやすい
模試や試験本番のスケジュール、大学の入試傾向などの受験情報を得る手段が少なくなりがちです。
自分でネットや知り合いを通じてしっかりと情報収集を行う必要があります。
以上が宅浪することのデメリットになります!
筆者にとって宅浪の1番のデメリットは「生活リズムが乱れ、だらけてしまう可能性がある」ことだと思います。
自分を律することに不安がある方は、宅浪をしても良い結果が出すことが難しいでしょう。
宅浪時の学習方法
宅浪と予備校は、どちらにもメリットとデメリットが存在します。
宅浪を選択する場合には、通信講座や映像講座などを活用してペース作りに役立てていくのが有効的です。
最近では、オンライン家庭教師などもあり勉強相談や進路相談などが安く・簡単にできるため是非活用したいものです。
最後に、宅浪しながら予備校レベルの学習を行うための方法を3つまとめておきます。
1.通信講座
1年間のカリキュラムが組まれている、添削を受けられる、受験情報が得られることが魅力的です。
比較的リーズナブルに受講でき、受験期間全体の勉強のリズムを作るのに適しています。
2.映像授業
最近では、自宅から実力講師の映像授業をオンラインで見られるサービスも充実してきています。
予備校に通うよりも安価に同等のレベルの授業を受けることができるので、こちらの活用もおすすめです。
3.オンライン家庭教師
インターネットを介して1対1で指導を受けられるオンライン家庭教師は、昨今の社会情勢もあいまってニーズが非常に高まっています。
家庭教師であるため、苦手教科だけ、一部解説だけなど、自分に必要な指導をピンポイントで受けられ、勉強方法からモチベーション維持の方法まで幅広い内容を相談することも可能です。
まとめ
この記事を最後まで読んでいただいたあなたは浪人するかどうかを本気で悩んでいるのだと思います。
自分もまさにそうでした。
「浪人って印象悪そう」
「周りの目が」
「友人と差ができてしまう」
「浪人しても受かるとは限らない」
筆者も浪人を経験していますが、しっかりとした情報を得ることなくこう言った話に不安を抱いていたことをよく覚えています。
ですが、浪人は世の中では意外と普通なことだったりします。
あなたは実力不足で大学を落ちてしまったかもしれません。
ですが、浪人して人生が変わる方は非常に多いです。
この記事を通して、あなたの勇気ある決断の一助になれば幸いです・・・。