模試でよく見る偏差値って結局何? 

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この記事では偏差値について、以下の5つのことを説明していきます。

  1. 偏差値とは? 〜何を表しているのか(意味)〜
  2. 偏差値と平均の関係 〜偏差値の最高はいくつ?〜
  3. 偏差値の割合 〜あなたの偏差値は上位何%?〜
  4. 偏差値の信憑性・信用度
  5. 偏差値の求め方・計算方法

目次から、気になるパートに飛んでみましょう!

偏差値とは? 〜何を表しているのか(意味)〜

模試でよく見る偏差値とは、テストの受験者の中での自分の立ち位置が知れる数値です!

具体的には、受験者の平均点と比べて自分の点数がどれくらい高かったのか、低かったのかが分かります。
つまり、偏差値を見ればそのテストで自分が他の人より問題が解けていたのかが直感的にわかるのです。

周りとの戦いになる大学受験においては、個人的に点数が満点に対して高いか低いかは重要ではなく、全国での自分の立ち位置を知れる偏差値の方が重要性は高いです。
あまり意識していなかった方はこれから注意してみるようにしましょう!

偏差値と平均の関係 〜偏差値の最高はいくつ?〜

「偏差値とは? 〜何を表しているのか(意味)〜」でもお伝えした通り、偏差値は受験者の平均点と比べて自分の点数がどれくらい高いかを表しています。
つまり、偏差値という値はそのテストの平均点を基準にしているのです!

具体的には、偏差値50が平均点となっています。
自分の得点がそのテストの平均点と同じであれば偏差値は必ず50になるのです!

偏差値の特徴としては、偏差値は一般的に25-75の範囲に収まります。
しかし、あまりに平均点が低く(高く)母数も多いのに対し、自分の得点が以上に高い(低い)と100以上(マイナス)の数値が出てくることもあります。
つまり偏差値に決まった最高点や最低点はないのです!

当時筆者が現役生だった頃の話ですが、その時に受けた一橋大学の模試の日本史は160点満点に対し、平均点が40点台でした。
そのため0点をとった筆者でさえも偏差値が30くらいありました。
もしこの模試で満点近い点数を取っていたらとんでもない偏差値なっていたかもしれませんね・・・。

偏差値の割合 〜あなたの偏差値は上位何%?〜

ここでは偏差値が上位何%くらいに当たるのかをまとめておきます!

また、各偏差値の横に参考大学・学部を載せておきますので自分の行きたい大学・学部の偏差値がどれくらいなのかチェックしてみてください!

偏差値上位何%か?1000人に何人の割合か?大学・学部(目安)
800.1%1人東京大学(理科三類)・京都大学(医)
750.6%6人一橋大学(法)・早稲田大学(文)
・京都大学(農)・慶應義塾大学(薬)
702.2%22人お茶の水大学(文教育)・中央大学(国際情報)
・大阪大学(工)・上智大学(理工)
656.6%66人横浜市立大学(国際)・専修大学(法)
・九州大学(医)・同志社大学(生命医科)
6015.8%158人和歌山大学(教育)・中京大学(国際)
・富山大学(理)・名城大学(農)
5530.8%308人佐賀大学(経済)・大東文化大学(経営)
・名寄市立大学(保健福祉)・中部大学(工)
5050.0%500人名桜大学(国際)・久留米大学(文)
・長崎県立大学(情報システム)・神奈川歯科大学(歯)
4569.1%691人九州産業大学(国際文化)・明星大学(理工)
4084.1%841人ノースアジア大学(法)・四国大学(経営情報)
3593.3%933人
3097.7%977人
小数点第二位以下は切り捨て

偏差値の信憑性・信用度

結論からお話しすると、偏差値の信憑性・信頼度は大手の予備校の模試などであれば高いと言えるでしょう!

そもそも偏差値とは「平均点」と「得点のばらつき」を踏まえて自分の立ち位置がわかるようにした数値です。

まず、偏差値は平均点をもとに考えていることからそのテストの受験者のレベルが大切になります。
受験者のレベルが低めで平均点が低ければ自分の偏差値は高くなりますが、実際に自分の志望大学の受験者のレベルが高い場合はその値は参考にならないでしょう。

そして、偏差値は得点のばらつきを踏まえた数値でもあるため、受験者の数が大切となります。
受験者が多ければ多いほど、偏差値に信憑性が高くなるのです。
そのため、全国規模のテストの偏差値は信憑性・信頼度が高くなる傾向にあります!

最後に注意点ですが、今までの話でわかる通り偏差値は「そのテスト」での平均点や得点のばらつきをもとに計算しています。
そのため、他のテストの偏差値と直接結果を比べることはできないことを覚えておきましょう!

偏差値の求め方・計算方法

偏差値の求め方・計算方法は以下の通りです!

偏差値=10×(個人の得点―平均点)÷(標準偏差)+50

標準偏差とは、得点のばらつき具合を表す数値です。
(標準偏差は「(点数ー平均点)の二乗の総和÷受験者数の平方根」によって算出できます。)

右にある50が平均点であるため、10×(個人の得点―平均点)÷(標準偏差)、特に「個人の得点―平均点」の部分が+かーかで偏差値が50を上回るか下回るかが決まるわけです!

計算自体は難しいですので、よく分からない場合は、偏差値50が平均点とだけ覚えておけば大丈夫です!

まとめ

この記事では、偏差値とは何なのかについてを書いてきました。
偏差値は自分の実力がわかる大切な数値ですので、しっかりと理解した上で、ステップアップに役立てましょう!

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